おでん等の大根の煮込み料理のレシピを見てみると”下茹で”が出てくることがよくありますよね
レシピにかいてあるからするけどアレってなぜするの?
する必要あるの?
そんな疑問をサクッと解決します!!
この記事では大根の下茹でに関する疑問を解決します(^^)
そもそも大根の下茹でってしないといけないの?
結論:必ずしも下茹でをする必要はありません!
しかし下茹ですることによって大根特有の灰汁を取り除いたり、味が染みやすくなったり等するとよいこともたくさんあります。
様々なレシピで書かれている下茹でですが、どんな理由で大根の下茹でをする工程が入っているのかを理解することで調理の時短になったり、より美味しく出来たりします
おでんやブリ大根などの煮込み料理では下茹でをしますが、サラダなど大根を生で食べる場合はもちろん下茹ではする必要はありません。
下茹ですることでかえってシャキッと感がなくなるので料理に合わせて下茹でを”する”or”しない”と選ぶとよいと思います。
大根を下茹でする理由その①
大根を下茹ですることで、大根が軟らかくなり、調味液が染み込みやすくなります。
つまり味が入りやすくなります。
下茹でなしで炊いていくよりも、下茹でした方が短時間で大根に味が染みていきます。
大根を下茹でする理由その②
大根のアク抜きに!
実は大根にも”アク”があり、独特の匂いや苦みを感じたりすることがあります。
下茹でをすることで独特のにおいや苦みを取り除く効果があります。
大根を下茹でする理由その③
見た目を綺麗に♪
下茹ですることでアクが抜け出し大根に透明感が増し、透き通った綺麗な仕上がりになります。
大根だけでなく、調味液を加えて炊いた煮汁も綺麗に仕上がります。
大根を下茹でする方法
下茹でする方法は分かったけど、いざ下茹でってどうやってするの?
下茹でする方法もサクッとご紹介します
大根下茹で方法① 【お米】
下茹で時に生米と一緒にゆでる方法があります。
一般的によく使われる方法です。
大根を水からゆでる時にお米を一緒に入れるだけ!とても簡単です。
お米のに含まれるでんぷん質が大根のアクや苦みを取り除いてくれます。
大根下茹で方法②【お米のとぎ汁】
お米のとぎ汁を水に加えたり、とぎ汁そのものでゆでる方法もあります。
方法①のお米とゆでる時と同様にお米のでんぷん質がアクや苦みを取り除きます。
大根下茹で方法③【砂糖】
続いては【砂糖】と一緒にゆでる方法もあります。
砂糖には甘味をつけるだけでなく食材を柔らかくする効果もあるので、後に加える調味料の味が染み込みやすくなります。
こちらも水からゆでる際に砂糖を加えて茹でていきます。昆布も一緒に加えることで旨味もプラスされます。
補足:水だけで下茹でする方法
何も入れずに水だけで下茹でする方法もあります。
お米や砂糖を使う時と比べれば本来の下茹でで得られる効果は薄くなりますが、水だけの下茹ででも柔らかくなり、味を染み込ませる時短にはなります
いずれの方法も大根に十字の切り込みを入れる”隠し包丁”を合わせて行い、水から茹でることでアク抜きや食材を柔らかくし、味が染み込みやすくなります。
まとめ
よく疑問に思われる、大根の下茹でについて書いてみました。
最近の大根はアクや苦みや独特の匂いが少ない物の方が多く下茹でする必要もないように感じる時もありますが、下茹でというひと手間を加えることでより美味しく、より美しく仕上がるように思います。
大根を使ったレシピも公開しております↓↓↓
どんな調理にも意味があり、先人達の知恵がギュッと詰まっています。
意味を理解しながら料理をすると、また一段と料理が楽しくなりますよ。
最後まで御覧いただきありがとうございます。